コミュニケーション 能力について

Communication ability

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微妙なバランス

美人の顔がどういうバランスになっているかを
目にしたり耳にしたりすることがあります。

美しい仏像の顔の構成要素のバランスを
測ったひともいるそうです。

バランスが分かれば、
美しい顔を作り出せるでしょうか。

しかし、世の中の人がみんな標準的な美人に
なってしまったら、さぞつまらないことでしょう。

完璧な美人はこの世に存在しないけれども
異なった美人がいるからこそ世の中は面白い。

また、美人に共通するバランスは存在しても
バランスが良いからといってすべての人が
美人にならないのも事実でしょう。

完璧でないことが、個性であり、魅力なのです。

会話や文章も同じ。

すべての人が、アナウンサーのように話し
教科書のような文章を書いても
きっと感動を与えることはできないでしょう。

コミュニケーションには、ルールがありそうで
大切なのはその人の個性です。

ですから、スキルを磨くことにのみ執心せず
核となる人間性を高めることが
あなた自身のコミュニケーションを
魅力的にする方法でもあるのです。

 

話す、書くの違い

あなたは話すことが得意ですか?
それとも書く方が得意ですか?

皆の前で話すのが好きだと言う人。
人前で話すのはちょっと。
出来れば静かに一人で執筆し、
文章で自分の考えを伝えたいと思う人。
それぞれでしょう。

けれども、話すことと書くことは
同じ親から生まれた兄弟のようなもの。

言語を使って考え、それを文章にし、
伝えるという所までは同じです。

最終のアウトプットの段階で
音声になるか、文字となるかの違いです。

ですから、話すことが上手な人は
文章を書くことも上手で、
話すことが苦手な人は
おそらく文章を書くことも苦手なことが
多いのです。

好き嫌いは別として。

 

伝えるという意味

赤ちゃんは言葉が話せず、泣き声で
コミュニケーションをとります。
お母さんは、その泣き声で
何を言っているかがわかります。

何と有難く尊い存在なのでしょう。

大人になって、もし言葉を使わず
音声だけで何かを伝えようとしても
おそらく理解してくれる人は誰もいないでしょう。

私たちは、自分の考えや気持ちを伝えるために
言葉を使い、文を組み立てなければなりません。

文章の組み立て方は
無限にあるはずです。

しかも、組み立て方を誤ると
相手に誤解を与えてしまう。

また、組み立て方がよくても
相手が自分とは異なる基準を持った人であれば
理解されないこともあります。

ですから、文章を作る時は
相手がどう思うか、どう感じるか。
どう言えば相手に伝わるか。
それらを考慮しなければなりません。

それがどれくらい出来るかが
コミュニケーション能力であるとも言えるでしょう。

話すことも書くことも基本的には同じ作業です。

話す時は、最終段階で、言葉以外の要素が
加わるだけのことです。

表情や声のトーンや話すスピード、仕草。
相手の反応。

それらすべてが、相手の判断の基準になります。

人は視覚的なものに大きく左右されます。

話す時は、印象が重要視され、
内容はそれほど重きをおかれていないのです。

 

書くことの重要さ

これに対し、書いた文章は逃げ場がありません。
まず、残ります。
そして何度も読み返される可能性もあります。

こちらの印象を視覚的に伝えることができません。

視覚的要素として上げるなら
改行されているか。
黒々としたぎっしりの文章になっていないか。
それくらいのことでしか差をつけられません。

書く文章での「よい印象」とは
ほとんどが「分かりやすい」ということに
他ならないのです。

分かりやすさは「好感」につながり
人に会った時に抱く「第一印象の良さ」と
同等の威力を持ちます。

 

表現するのはあなた自身

そうしていろいろなことに気を配りながら
コミュニケーション能力を発揮した時、
もっとも相手が感じることは
あなたの人間としての輝きです。

実は、それほど話すことや書くことが得意でなくても
あなたが輝いていれば、表現せずとも
それはすでに伝わっているのです。

「以心伝心」と言うように
心には伝える力があります。

心があれば
言葉や文章は、おのずとついてくるのです。

ですから、美人の顔のバランスを計るように
コミュニケーションの理想的な基準を探すことではなく
自分の核をしっかりと持つことが
心を以って伝えることにつながります。

コミュニケーション能力のゴールは
信頼です。

信頼は、うわべだけの言葉からは決して生まれず
人としての輝きに魅了された時に
初めて生まれるものなのです。

いわゆる美人ではなく、
魅力的な人間を目指すこと。

それこそが、コミュニケーション能力の向上に
必要なことなのです。


 

 

 

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